久米宏

BCG接種を継続しているイラクに比べて1984年に接種をやめた隣国イランは60倍が感染。81年にやめたスペインは、接種を続けているポルトガルの13倍。さらにドイツでは、接種を継続していた旧東ドイツと98年まででやめた旧西ドイツでは感染者の発生地点がかつての国境できれいに分断される。 オランダでは新型コロナウイルスを抑制する可能性があるとみて医療従事者へのBCG接種をスタートさせたほかオーストラリアは臨床試験を始め、米国、ドイツも検証を始める予定という。